産後の母子健診
当院では、産後のお母さんと生まれてきた赤ちゃんの健康状態を確認するために、入院中はもちろんのこと、産後2週間頃に「にこにこ赤ちゃん健診」、産後1ヵ月ごろに「1ヵ月健診」をおこないます。医師が母子共に経過が順調であるかを健診すると同時に、助産師による育児や授乳などの相談・サポートを実施いたします。
入院中の健診
- お母さん
毎日の血圧測定・検温など身体の状態、おっぱいの状態などを助産師、看護師が確認します。退院前に院長の診察があります。
- 赤ちゃん
担当スタッフが毎日、おっぱいやミルクが飲めているか、体重は増えているか、黄疸の有無をチェックいたします。
毎週火・木・土曜日に済生会滋賀県病院の小児科専門医による赤ちゃん全員の診察があります。
診察は医師とお母さん・赤ちゃんのマンツーマンで実施いたします。赤ちゃんの状態を安心していただけるまで説明します。医師に直接質問することもできます。
聴覚検査
聴覚検査は生まれてすぐが大切です。
当院では大切な赤ちゃんの言葉を守るために、当院でお生まれになった赤ちゃん全員に、入院中に聴覚検査をおこなっています。
赤ちゃんは1歳を過ぎたころから喋り始めますが、それまでには様々な音を聞いています。もし赤ちゃんに難聴があった場合はその時期の発育に妨げがあります。
よって、生まれてすぐに検査をすることが重要です。この検査は数分で、赤ちゃんに負担をかけることなく、小さな音を聞かせて聴力を調べます。検査方法は自動ABR(聴性誘発反応)といい、聴覚神経全般にわたって調べます。
1ヵ月健診
出産後1ヵ月ごろに、お母さんの体の回復状態を確認し、赤ちゃんの発育チェックをします。育児相談も実施します。
ご予約
退院時に予約票をお渡しします。赤ちゃんとお母さん同じ日に健診します。
- お母さん
産婦人科医師が担当します。
産婦人科医師による診察、超音波検査、尿検査、血圧測定、体重測定などを実施し、産後のお母さんの身体の状態が、順調に回復しているか健診します。必要に応じてお薬の処方をいたします。
- 赤ちゃん
済生会滋賀県病院小児科専門医が担当します。
赤ちゃんの身長・体重などを測定して発育状態を確認し、発達の状態を観察します。医師とお母さん赤ちゃんとのマンツーマンで、皮膚トラブルの有無、心雑音の有無などを診察した後、赤ちゃんの発達・身体面での質問を、お母さんが直接医師へしていただけます。
持ち物
- 健康保険証またはマイナンバーカード
- 診察券
- お母さんの健康保険証
- 赤ちゃんの健康保険証
- 福祉医療費助成券(お持ちの方)
- 助産師・小児科医師への質問用紙
- おむつ・おしり拭き・赤ちゃんの着替え
- 哺乳びんとミルク(必要な方)
育児相談・サポート
産後ケアもお手伝いします。
助産師が担当します。育児の悩みや、母乳栄養などの相談をうけております。
必要に応じて、市町村の産後サポート・子育て支援サービスの紹介や、市町村と情報を共有・連携して、お母さんが安心して育児ができるようにサポートいたします。
分娩予約状況 (2024年11月21日現在)
分娩予定日 | 2025年 | ||||||
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1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | |
1~10日 | × | × | × | × | × | × | × |
11~20日 | ● | × | × | × | × | × | ▲ |
21~末日 | × | × | ▲ | × | × | × | ● |
●…予約可 ▲…残りわずか ×…予約終了
※ 予約状況は随時更新されますが、実際の状況と異なることがございます。
「残りわずか」、「予約終了」の時は、必ず電話でお問い合わせください。
当院で分娩を希望される患者さまへ
当院では、患者さまに安全な医療を提供し、安心して入院生活をお過ごしいただくため、月ごとに分娩数の上限を設けています。
予約が一定数に達した場合、分娩予約を承れないことがございます。ご了承のほどお願い申し上げます。
なお、キャンセル待ちの制度がございますので、くわしくはスタッフへお問い合わせください。